02/12/15
 この日午前中だけ参加してくださったD工名人が、垂木を支える当て板を用意してきてくれました。
 厚さ2寸ほどもある分厚い板は、しっかりと何本もの垂木を支えてくれています。ここを天井で隠してしまうのがもったいないと思えるくらい見事な板です。

 よく見ると垂木のピッチがめちゃくちゃなのが分かります。次回修正するのですが、すでに1本修正不可能なものがあるのでどうなるか不安な感じです。
 この部分は特に傷みが激しかったので、ほとんどの垂木を交換する必要がありました。
 ここは母屋もすでに1本新調されているので、結果的にほとんど新材で構成されることになりました。
 さらにこの部分に天窓が来るので、新生「柑子庵」の屋根の象徴的な個所となること間違いなしでしょう。
 垂木が打たれたらドウブチを打ち付けていきます。このドウブチを打つに当たって、奥に見えるトタン屋根の小屋の棟部分に完全にぶつかることが分かり、急遽トタン屋根の一部を取り壊すことに・・・
 で、このように一部トタン屋根を取り壊し、無事にドウブチを通すことが出来ました。
 で、ここが問題の「完全に腐っていた桁」です。垂木はもちろん乗らなかったわけですが、それより問題だったのは、破風板を打ち付けるための部分が全く無いということでした。
 で、本来一番外の垂木がかかる所と角の柱の交差する部分に、桁に沿って新材を打ち付け、そこに破風板を打つことにしました。
 結果一番外の垂木を通すことが出来なくなり。軒の部分にダミーの垂木を添えることに。
 そのおかげで破風板も無事に取り付けられました。見事にまっすぐに伸びた木の破風は、またもやD工名人に取り付けていただきました。
 どうしても難しい所は自分たちでは出来ないのですが、その分今回は他の所をみんなで率先して作業したのでまぁ良しとします。

 ってことでお許しいただけますでしょうか?D工さん・・・

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