04/03/28
 次回作業に引き続いて今回も熨斗瓦を葺きます。前回下から3段目までを葺いたのでこの日は4段目からです。

 これまでの作業で熨斗瓦葺きのおおかたの段取りを覚えてしまったメンバーは手際よくバキバキと進めていきます。

 前回と違って見事に晴れ渡ったこの日の作業は順調そのものという感じで進んでいきます。
 
 テキパキと一気に葺いた瓦。いい感じに並んでおります。
 元々の屋根(というか家全体)が歪んでいるので熨斗瓦も真っ直ぐには葺けないというハンデがありますが、それはもうあんまり気にせずに、ひたすら試行錯誤した上で自分たちが決めたとおりの手順で葺く。

 最後はそれしかないってことでやりました。
 ややフラフラと曲がってますが、もうこれはこれで愛くるしいということにして突き進みます。

 次は下から数えて5段目、つまりは熨斗瓦の1段目に行きます。
 横から見たらこんな感じ。ちょっと離れてみたらまぁいけてなくも無いんじゃ無いかな?(と自分に言い聞かせながら作業続行)
 熨斗瓦の一番上は割らずにそのまま葺くので結構簡単!スイスイ進みます。

 それぞれの瓦を銅線で結びながら葺いていくのでちょっとやそっとの雨風には負けません。
 はい、アップで写してみると瓦がかなりでこぼことずれているのが分かりますが、もう気にしません。

 だってそれを気にし出したら、一度家をを解体するところまで話がいってしまうんですもの。
 さて大幅にはしょって1段目最後の一枚。

 一段目に関わらず端の部分はいつも小さく切った瓦で調整して載せるのですが、これがなかなか難しく、一度ではきれいに納まりません。

 が、なぜか最後の一枚だけは見事に一度ですっぽりと納まってしまいまして、これこそスキルアップの証なのか?とはしゃいでしまいました。
 せっかくきれいに納まったので記念撮影してみました。

 すっぽり納まった瓦が見事にほとんど見えません。

 結果写っているのはただの浮かれたおっさん二人です。
 最後にガンブリという半円筒の瓦を葺いて出来上がり。

 今回は時間の関係でこのガンブリを完全に固定できなかったのですが、次回来たときには多分はじめの1時間くらいで出来てしまうはず。

 なので、まずは形が見たいということで土無しで葺きます。
 並べ終わった様子がこれ。本当に感動します、ついにここまで来ました。

 やや歪んで並んでいる分は正式に葺くときに調整するとして、とにかくここまでやれば十分でしょう。
 横から見たらこんな感じ。あぁ美しい・・・見惚れてしまうほどの出来栄え・・・近づいてみたらそうでもないんでは?とか言わ無いようにね。

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