06/02/25 春の間 外側の建具
以前から気になっていた春の間外側(南側)の建具を仕立て直します。
敷居の材の3分の1ほどが完全に腐っていたので敷居を入れ替えます。

って、まるで自分の手柄のように書いてますが、もちろんD工名人の仕事です。

なので詳しい工程は説明できません。
美しく彫られた敷居のみぞ、今まで入っていた敷居はこの部分が完全に腐っていました。

なのでこの絵はとても新鮮に感じられます。

あぁ、直っていっていると言う実感。
結果的にあんなにも大きかった建具と柱の間の隙間が埋まってしまいました。

恐るべき技術!

これほど傾いた家でこんなことが出来るなんて、意味が良く分からないです。なぜ??
ということでよーっく目を凝らしてみると建具の上辺が右上がりに傾いているような・・・
すこし離れてみると・・・分かりますか?建具を家の傾きにあわせて平行四辺形に切りそろえているのです。驚きですね、傾いているような真っ直ぐなような、まるでマジックハウスです。

こんな修理を実際の現場でやったことありますか?ってD工さんに聞いたら笑顔で「ない」って言う答えが返ってきました。さすが柑子庵、実験的試みが詰まってます。
ついでに、冬の間と春の間を隔てていた壁も板を張っておきます。後は石膏ボードかなんかを張るだけってことでしょうか。

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