05/07/10 秋の間 床
今回大活躍のこの道具、床の水平を出すために使われます。こいつのおかげでビー玉の転がらない眠りも安らかな床が出来るはず。

これが無い場合はホースを使ってやるらしいですが、それはそれで難しいらしいです。

なにせ頼りになるやつなんですよ、このスマートなナイスガイ。
さて、今回のターゲットは秋の間の床下、大引と根太の施工です。まずは少しだけ残っていた土を撤去して床下の通気を良くします。
そして大引の施工です。ちょうど部屋を4等分するように柱もしくは束柱を入れてあるので、それに打ち付ける形で大引を入れるわけです。

上の道具で水平を出して、敷居の高さから畳一枚分の厚さ+床板の厚さ+根太の角材の厚さを引いた高さに大引の天がそろうように水平に施工する。これがなかなか難しい。

写真では見えないですが、部屋の四辺に水平に糸を張ってやり、それにぴったり合うように大引を入れるのです。
そうやって入れた大引は束柱で支えてやります。今回は束石から新規に入れることが出来たので、さほど苦労せずに束柱を立てられました。
大引の施工の様子。

前回入れた束柱の横に分厚めの板を沿わせてその上に大引を乗せる。それらを全てビスで固定するというやり方です。

本当はこの板が束石に乗っているほうがいいと思われますが、何せ石の形が丸いものばかりでうまく乗らないので、それは出来ませんでした。

けど、正味それで大丈夫なんだろうか・・・
部屋の端には垂木に使ったのと同じ材で根太をかけるためのパーツを入れます。ここも同じく角材で下から受けて支えますが、石の天辺が平らでないので石には直接乗せていません。

本当に大丈夫なのか?
大引を支える束柱その1。天辺が平らな石を探してきて入れたので施工は楽ちんでした。
束柱その2.こちらも同じく石の平らな面で支えているので安定感抜群です。
さて根太です。ここで問題発生、新しく入れた大引は畳の厚み等から割り出した高さに施工したのですが、元々入っていた大引は自然の木の形をしているので部分的に他の大引よりも高くなっている部分がある。ゆえに削らなければいけない・・・とほほ・・・。

そういえば、D工さんは春の間の床下施工時に、丸太の大引を少し下げ気味に修正してから根太をかけていってたような気がするなぁ、とこのときになって思い出しましたが手遅れ。

根太の高さを合わせるべくのみで削りまくります。
このときも根太が水平になるようにあらかじめ糸を所定の高さに張ってやり、それに会うように微調整しながら木を削っていくわけです。

時々削りすぎてしまったりするのが素人というもので、作業は思いのほか難航します。
それでも何とか根太を打ち終わってこの状態。一応この時点で全ての根太が水平になっているはず!なんですけどねぇ、実際のところはどうか分かりません。

現実を知りすぎるのが怖かったので水平器は当ててません。
こんな感じ。根太のピッチは基本的に40センチ間隔で、ここに乗せる板が長さ200センチらしいので向かって右側をそれに合わせてあります。

向かって左側は残りの部分を3等分するように打ったので若干ピッチが狭まっています。

さぁ、うまく出来ているのやら、いないのやら。

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