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テクニカルアドバイザー、D工さんのリフォーム現場見学。

 柑子庵の強力なアドバイザーD工さんの本業、実際のリフォーム現場を見学させてもらいました。

 今回はリビングともう一つ別の部屋とキッチン、お風呂、トイレ、納戸を見学したわけですが、なぜか柑子庵たちの写した写真には偏りがあって、木の木目が見えているところばっかりになってしまったのでここで補足しておきますが、和室の居間の壁を取り払って元々廊下だったところと繋げて広い洋室のリビングにしたメインスペースは、外が見える部分に大きな窓を取ってあって開放感抜群、床には深夜電力を利用して暖めた特殊な素材で日中は電気代無しで出来る床暖房設備があったりでとにかく使い勝手が良い家の印象でした。
 基本的に木造の家で木のぬくもりが味わえるつくりになっているのですが、キッチンには細かく収納スペースが取ってあったり、食器洗浄機なんかも組み込まれていたりで最新の技術が使われていたりして、やっぱり使い勝手重視なんだなと分かります。
 その他コンセントが低い位置と高い位置とに満遍なく配置されていたり、各部屋の行き来で床の高さのそろっているいわゆるバリアフリーになってたり、もう「お見事!」というばかりでした。

 
 さて、このトイレなんですが、バリアフリーで床の高さが廊下と同じになっているので、トイレの床を水洗いしたときに水が溢れてしまってはいけないということで、廊下に接した個所にはすのこが敷かれて水はこの下に流れて排水されるようになっているというアイデア賞ものの仕上げ、すばらしい。
 
 キッチンの隣には広い納戸があり、ここは食品庫になるらしいです。
 食べ物を収納するところに変な接着剤や樹脂なんかを使うと臭いが移って良くない、そこで自然の木材で仕上げる。このあたりの心配りがD工さんならではと言うところでしょうか。
 この棚を支えている左の柱は元々リフォーム前にこの家に使用されていたもの。

 よく見ると柱には家族のみんなの身長と名前がありました。
 思い出の柱を上手く生かして新しい家と調和させる、素敵やなぁ。
 この部屋の収納部分も自然の木材が露出した仕上げになってます。

 右に見えている取っ手を引いてここを閉めてしまうと部屋全体はフローリングに白い壁のきれいな洋室なんですが、こうやって普段見えないところに積極的に地元の紀州材を使って地元の良い材料をアピールする。

 その辺も抜かりなし、さすがです。

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