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茶木さんちで武者修行編

 京都の町屋をご夫婦二人だけで修理されている茶木さん(中央)は、まぶりっと君が以前垂水の荒井さんの家の修理に参加していた時に知り合いになった方です。

 その茶木さんの修理を手伝いながら、柑子庵でこれから必要な作業を勉強させてもらおう!という事でまぶりっと君と中尾氏と八尾上野君が行ってきました。
 この日は土壁を実際に塗るということで、茶木さんご自身があらかじめ木舞をかいておいてくれました。この上に土壁を塗っていく訳です。

 この部分の壁は実際はこの奥にあって、隣の家との共有となっているため直接加工することが出来ないらしく、その壁の前にもう一枚新しい壁を作ってしまおうということでこの写真のようになっている訳です。
 これが壁に塗る土。柑子庵と同じように、ビニールシートを敷いた上にためた土を、定期的にかき混ぜながら熟成させていくのです。
 実際に塗っている所。上から塗るのですね。緑のテープの意味はなんなのでしょう?
 八尾上野君も初塗りに挑戦です。上手くいったのでしょうか?
 そうこうしているうちにひと通り塗り終わった壁。終わったと言ってもこれは中塗りの部分なので、この上から仕上げがあるわけです。

 塗った壁の上から押し付けるように藁を塗りこみます。これの意味はまぶりっと君から後日解説があることでしょう。
 さて、八尾上野君が初塗りを経験している時、中尾君はというと茶木さんの指示で藁ヒモを梁と束にぐるぐる巻きつける作業をしていました。

 普通は上の部分のように間を空けて巻くのですが、茶木さんのこだわりで隙間が出来ないように巻くことに・・・でもどうやらこの後また間を空けて巻いたようです。
 さらに天井に断熱材を入れる作業。京都の冬は寒いのでこのようにして防寒するのですね。
 この断熱材の細かな埃が目に入るととても痛いらしいですが、柑子庵ではこれはやらない予定らしいです。

 茶木さんの考えではこの表面に和紙を張って仕上げるとのことです。どんな感じになるのでしょうか、楽しみです。
 と、いう感じで柑子庵に生かせそうな作業が沢山ありましたが、ここに到達できる日はいつのことか・・・と気の遠くなる思いですねぇ。
 ともかく、茶木さんはこのようにバリバリとご自身でしかもオリジナリティを生かしながら古民家の修理・再生をしておられる方です。
 今後、出来るだけご協力出来たら良いなぁと思っておりますが、なにぶん素人ばかりの柑子庵、現時点ではあんまり役に立ちませんが、今後ともよろしくお願いします。

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