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和歌山県有田のとある小さな海水浴場のすぐ近くに、江戸時代後期に建てられた古民家『柑子庵』があります。
その家は昭和の後期に私の父親とその友人たちがお金を出し合って購入したものらしく、数年前までは夏の避暑の為に多くの人に共同で使われてきました。そして何年もいろんな人たちが出入りする中でいろんなところに傷みが生じ、それを応急処置とも言えるような方法で修理してきたようです。
そうして長年使われているうちに、この家は今流行りのいわゆる『古民家』と呼ぶには程遠い、つぎはぎだらけの物置小屋のようになってしまっています。
それを何とかして昔ながらの風情を持つ、ゆったりとくつろげるような家に戻してやろうと言うことで私たちの世代が受け継いだわけです。
建物自体の持つ雰囲気や立地条件など、この家がちゃんと修理できれば便利でかつ楽しい夏
の休日を過ごす事ができるはず。
ということで、この先3年・5年・10年とどれだけかかるか分からないこの企画ですが、納得のいく『家』に仕上がるまで、みんなで一つ一つ進めていきたいと思います。ここらでひとつこだわりにこだわった大人の遊びというやつを渋く決めてやろうじゃないかと思ったりしているのですが、さてどうなることでしょうか。 (2003年9月 管理人 記す)
ということで2002年初頭から始まったこの企画『柑子庵』再生プロジェクトも早くも一年半が過ぎました。相変わらずゆっくりじっくりと少しずつしか進まない作業ですが、それでもなんとか今年のうちには1部屋くらいは使えるようにしたいと思っています。
ところで、柑子とは柑橘系の植物「橘」(たちばな)の変種、古い時代ミカン系の植物のことを橘と呼んだということです。で、その変種が柑子。でも腐ったミカンと違います。あくまで変種。
ミカンの名産地有田に、周囲の家並みとは異なる趣きでたたずむ一軒の庵『柑子庵』なんとなく良い雰囲気なのでこの名前にしました。
『柑子庵』みんなで可愛がっていきましょう!!ヨロシク。
ここではこれまでの大まかな作業の流れを順番に紹介しています。実際の作業風景は各部屋のページから見ていただいた方が良くわかります。いろんな壁にぶつかったり、思いのほか大きな成果が得られたり、紆余曲折を経て成長していく柑子庵メンバーたちの姿が見られます。 |
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